カナダ ワーホリ体験談

カナダでのワーキングホリデー中に失敗から学んだ英語

カナダワーホリ体験談

 

知らない単語も工夫でカバーする力を

 

私が大学生の頃ワーホリ(いかワーホリ)のビザを取得して留学したカナダのトロントでの生活では、日本の座学では到底学べない英語力、特に応用力が身につきました。

 

その中の最たるものが、英語でコミュニケーションを図る上でのテクニックと言いますか、コツのひとつでもあるのですが、”知らない単語は知っている単語を使った表現で補って伝える”というもの。

 

例えば、ジュースなどが(氷が溶けて)薄くなってしまった状態のことを英語ではdiluted(diluteの過去分詞形で”希釈した、水で薄まった”の意)と言いますが、その単語を知らない、または学習はしたが思い出せないという場合、その単語に拘って考え込んでしまっていてはコミュニケーションが止まってしまいます。

 

そこで”別の知っている単語を駆使して意味だけでも伝える”という技術が必要になってくるわけです。

 

この場合ですと、"A glass of orange juice that is weakened by the melted ice cubes"(溶けた氷によって薄くなった一杯のオレンジジュース)などと言い換えることができます。

 

勿論まわりくどいですし、dilutedという単語の回答を求められる試験では通用しませんが、実生活で英語スピーカーの人たちと意思疎通を図る上では非常に有効なのです。

 

工夫を凝らしたつもりが失敗することも…

 

カナダ ワーホリ体験談 

 

カナダのワーホリでは最長6ヶ月間学校に通うことができたので、私は語学学校にみっちり半年間お世話になり、最終的にトップレベルのクラスで卒業しました。

 

その頃には先述のような”知らない単語を知らないと悟られることなく別の言葉で言い換えてスムーズに会話を繋げる”テクニックをマスターしており、自分の知っている単語だけで何でも表現できる気分になっていました。

 

ところがある時、ボーイフレンドのドイツ人の男の子と会話をしていて、赤っ恥をかく出来事が起こりました。彼は元々英語がとても流暢で正義感の強い人でしたが、ドイツ人らしい非常に頑固な性格で、ちょっと天邪鬼で偏屈なところがあり、些細なことでよく口論になることがありました。

 

その日も私が振る舞った手作りの魚の煮物を前に、”日本人は魚をよく食べるんだよね、鯨も食べるくらいだからね”と皮肉を言ってきたのです。
私が”昔の人は食べていたみたいだけど、今では全然。実際私も一度も食べたことない”と答えると、”君はそうかもしれないけど、まだ多くの日本人は捕鯨を続けている。無知でいることは幸せだね”と畳み掛けてきました。

 

これにカチンときた私は思わず"What's your problem? What makes you so ironic?"(何が気に入らないのよ?なぜそんなにイヤミなの?)と言い返し、続けて”この捻くれ者!”と言おうとしたのですが”捻くれ者”が出てこない。そこで”捻くれている=心が真っ直ぐではない”という言い回しを思いつき、"You're not straight!!"と言い放ちました。

 

すると彼は面食らった表情で”君と付き合ってる時点で僕はゲイじゃない!!”。
一体何の話?どこからゲイが出てきたの?とよくよく聞いてみると、straightという形容詞は人に対して使うと”ゲイではない”という意味になるということでした。

 

真剣に怒っていた私は、とんでもない間違いに赤面し、”そういう意味で言ったんじゃない!あなたの心が曲がってるの!”と言い返すのが精一杯でした。そんな恥ずかしいミスをした後では面子も何もあったものではありません。

 

ちなみに”捻くれ者”はdeviousが最もその意味に近い表現のようです。
自分なりに言葉の工夫をする努力も必要ですが、地道に勉強し語彙力を高めることも同様に大切ですね。